事務所の垣根を越え、専門知識、情報、経験、コネクションを集約してより的確でスピーディーな解決策を提供します。

SCROLL

ブログBlog

【出版】「所有者不明土地解消の法務と税務」(月刊「税理」)

今般、関西タックスロイヤーズの弁護士が共同執筆しました月刊「税理」(2022年4月臨時増刊号) 「所有者不明土地解消の法務と税務」がぎょうせいより刊行されました。 今般改正のあった所有者不明土地に関する最新かつ有益な情報…

外国の組織体の外国法人該当性

1 外国の法令によって組成された組織体と「外国法人」 近年、大企業のみならず中小企業や個人事業主においても経済社会活動がグローバル化しており、日本法人あるいは日本の居住者が、外国において何らかの活動をするために外国におい…

意見書

1 はじめに   税務訴訟では,学者の意見書を裁判の証拠として提出する場合があります。   通常の民事裁判では,あまり学者の意見書を提出することはないので,これは税務訴訟の特色といえます。   税法は司法試験の選択科目で…

地方税

1 はじめに   所得税,法人税といった税は,国に納める税ですが,それ以外に,地方自治体に納める地方税があります。  地方税の中では,特に,土地や建物等を所有している場合に課される固定資産税がよく問題になります。  この…

通達の文理解釈と法制度趣旨

はじめに  通達が法令の趣旨に抵触する場合、そのような通達を判断基準としなくてもいいのは当然、と言いたいところですが、現実はそう簡単にはいかないようです。   東京高裁平成30年7月19日判決  取引相場のない…

中小企業・ベンチャーが税務コンプライアンス体制を組んでいなかったらどうなるか?

はじめに   中小企業やベンチャー企業にとって税務とはどのように位置づけられるでしょうか?スタートアップなど、初めから収入が少なかったり、直ちに発生しなかったりするので、納税できる体制など二の次という会社も少な…

実録馬券裁判(2)

実録馬券裁判(2)     弁護士中村和洋   第2 あとは裁判で争ってください 1 固まっていた大阪国税局の方針 (1)「先生,失礼ですけど・・・」  事件を受任した私は,まず,大阪国税局査察部の担当官にアポイントメン…

テレワークと税務

テレワークの現状  2020年からの新型コロナウイルス感染症の拡大により、テレワーク(リモートワーク)が急速に普及しました。企業でお勤めの方で、自宅等からZoom、Microsoft Teams、Google Meets…

【事例紹介】相続税と重加算税(国税不服審判所令和3年2月5日裁決参照)

質問  被相続人の相続人は、妻と子で、税理士を通じて相続税の申告をしました。後に、税務署の調査を受け、契約者を被相続人、受取人を妻とする農協の生命共済契約に基づく生命共済金が申告から漏れていたことが判明したため、修正申告…

実録馬券裁判(1)

実録馬券裁判(1)     弁護士中村和洋 第1 プロローグ 1 まったくの飛びこみで  2011年1月下旬,藤原俊之さん(仮名)は,私が当時勤務していた大阪のある法律事務所に,相談のため訪れた。私はそれまで藤原さんとは…
2024年3月
« 5月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31